Ｓｈａｑとカマ夫の慣用句対決

昨日カマ夫が一冊の本を私の前に置いた。

｢これ、なんだかわかる？」

・・・・。
目の前に出されてわからない奴がいるとは思えないが
そう言った時のカマ夫の反応が見たくて「しらん」
と言ってみた。
案の定、

　　｢ぢょっと～～っ！ナニよ、その態度～～～～～～！」ヽ(｀△´)/　

と来た。
初めてこの日記にたどり着いた人がここまで読んだら
どっちが男でどっちが女かわからないかもしれない。

カマ夫が持ってきた本は日本の慣用句辞典だった。
ヤツは本腰を入れて日本語を学ぶ気になっているらしく、
日本語学校に通うか、考え始めているらしい。

ここに生きた教材が　どーんと座っているのに。
なんて失礼なっっ！
(しかし、こんなオネー言葉に育てたのは確かにわたくし・Ｓｈａｑ）
ちなみに私の韓国語にもカマ夫はさっぱり役立っていない。
夫婦なんてそんなもんか？

この慣用句辞典がまたおもしろい。
例文が書いてあるんだけど、この例文作った人って
会社でどんな生活送ってたのか？って思うほど、外国人が例文として読むにはキワドイものが盛りだくさん。
例えば

｢ほとぼりが冷める」

＊感情の高まりや興奮がおさまる。事件に対する世間の関心が薄らぐ

｢だからほとぼりが冷めたら、一緒に暮らそうというんだよ」
｢そんなこと言って、私から逃げる気でしょ」
｢今は警察が動かないように、君は貞淑そうに嘆き悲しんでいるのが大事なんだ。俺もほとぼりが冷めるまでヨーロッパで暮らす。そこで頼みがあるんだが。旦那の保険金を少し貸してくれないか」などと使う。

・・・・・・。

　　　などと使う、じゃないっての！(￣▽￣；)

いったい、あんたはこの本を出す前にナニをしてたんだ？

こんな笑える慣用句辞典なのだ。
そこでカマ夫が言った。

　　　　　　　　｢Ｓｈａｑはこれね」　(*￣m￣)ﾋﾋｯ

そこにあった慣用句は

　　　｢手がつけられない」・(ﾟДﾟ)・・！

＊ひどい状態でどういう方法で対処したらいいのか困り果てる

ふんぬ――――――――――――ッッ(憤怒！！）ヽ(｀△´)/　

それはおまえのことだ、カマ夫～～～～～～～～～～～～！

怒らせたね？
私を本気にさせたね？
日本人の私に慣用句対決を挑んだね？？？
今、ゴング鳴ったよ？猪木になるよ？

怒り狂った私はカマ夫にぴったりな言葉をさがしまくった。
そして見つけた。

　　　　　　　　　｢あんたはこれよ！」。(*￣m￣)ﾋﾋｯ

　　　　｢無用の長物」

＊あっても役に立たず、かえって邪魔になるもの

カマ夫、
｢ひ～ど～い～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！」

そしてまた必死に辞典をめくっている。
出てきた言葉は

　　　　　　　｢腹黒い」Σ(￣□￣ii　

＊心中に悪巧みをする

｢これ、韓国語もあるよ。同じだねぇ」
とかキャラキャラ笑ってやがる。
自分の妻に腹黒いだと～～～～～～～？？

｢あんたが腹黒い女と結婚したいって言ったんじゃん！」

カマ夫　無視。

キー――――――――――――――――――――ッ！ヽ(｀△´)/　
そこから辞典を奪い合って慣用句の応酬が始まった。
どういうわけか、カマ夫の方が次々と見つけ出し
私を激怒させた。
例えば

　　　｢とうが立つ」Σ(￣□￣ii　

＊最盛期が過ぎる「とう」は花茎で育ちすぎると堅くて食べられない

・・・・・・・・・テメェ(ノ￣´皿｀￣)ノ°。
マジで喧嘩売ってるらしい。（￣ー￣＊）

忘れたけどオンパレードってくらい次々出てきた。

自分で

　　　｢私はヘビににらまれた蛙ね」

とか言い出す始末。
もう1時で疲れた私は
｢あほらしい。寝るよっ！！」
と言ったら　勝った、勝ったと喜んでいる正真正銘イカレたカマ夫。

ベッドで私が本を読んでいるとカマ夫が

　　　｢Ｓｈａｑ、これこれ！さっきの返事！」

・・・・・・・・。Σ(￣□￣ii　！！！！

そこにあったのは

　　　　｢若気の至り」Σ(￣□￣ii　

＊若さに任せて思慮分別を欠いた行動をしてしまうこと

・・・・怒！！！！！！！！！！！！！！！！！！

で、今朝。
私がＰＣの前にいたら
｢ねぇ、このこと、日記に書くの？」

と聞いてきた。
｢書くよ。あんたのファンがいっぱいいてくれるけど、
本当はどんなヤツか教えてあげなきゃ」

すると、また例の辞典をトイレでウＯコしながら
読んでいる。

出てきたとき、またカマ夫が言った。

｢今日のＳｈａｑはコレ」

そこにあった言葉は

　　　　｢骨までしゃぶる」

＊とことんまで人を利用する

・・・・・・・・・・・（￣ー￣；；）

おう！期待通り骨までしゃぶりつくしてやる！！

というわけで　これが今日の日記になりました。
しばらくこれが、カマ夫の新たなマイブームとなりそうです。
今回はＳｈａｑの完敗です。